きのう、Netflixの映画「浅草キッド」を観た。
1人で家で。
バツ2の孤独な独身男性の夜の過ごし方として、
Netflixとアマプラは必需品😅
で、浅草キッド。
いや、よかった。
特に大泉洋と柳楽優弥。
いい演技するよね~。
映画の中で特に印象に残ったのは、
僕の場合はビートたけしより師匠の方。
芸人としての誇りを忘れず自分の生き様を貫いて
男として憧れる部分があった。
ただ、
時代の流れには逆らえず。
フランス座を辞め、
芸人を辞め・・・
最愛の妻に先立たれて。
どんな気持ちで過ごしていたのだろうか。
たけしが会いに来て、
賞金を小遣いと言って師匠に渡すシーン。
あれ、よかったなぁ。
「ふざけんな」って突き返すかと思いきや、
2人のやり取り。
互いを知り尽くしてるからこそできる
ボケとツッコミ。
まさに芸人同士にしかわからない部分だろうと思う。
その後、2人で飲み屋で周りの客を笑わせながら
ハイヒールの伏線回収。
あのあたりで僕の涙腺は崩壊寸前。
そして、
師匠の死・・・
もう最後は涙なしでは見れなかった。
この映画、
たけしの苦労やサクセスストーリーよりも、
師匠を通じて、人生というものを考えさせられた。
気になって、師匠の深見千三郎を調べたら
享年59歳。
晩年は本人にとっては、どんな人生だったんだろう。
芸人として生きることが出来なくて、
きつかったんじゃないかな。
でも、たけしや他の弟子たちの活躍を
嬉しく思ってたのだと思う。
僕はいま40代半ばをすぎたけど、
これから先どんな人生になるのだろうか?
浅草キッド、味わいのある映画だった。
予備知識なしでフラッと観たけど、
そういう映画が面白かった時が一番うれしいね。