「那須ロープウェイで、山頂まで楽々!」
「幼稚園児でも山頂まで行けました!」
子連れ旅行の計画中、ブログ記事や動画の言葉に、思わず心が躍りませんか?
僕も先日、小学4年生の息子(9歳)と茶臼岳山頂を目指し、那須ロープウェイに乗り込みました。
しかし、結果は登頂断念😭
「え、でもネットには2歳児でも登頂成功してる情報がたくさん…」
そう思ったあなた。
私も全く同じでした。事前にリサーチすると、小さな子供連れの成功談をたくさん見かけますよね。
でも、実際は想像以上に過酷で😰
いくつかの理由から途中で引き返すことに。
今回は、僕たち親子の実体験を元に、
- 那須ロープウェイ を使った茶臼岳登山、子供連れは実際どうなの?
- 山頂を目指すか、途中で引き返すか…判断基準は?
- 子連れ登山で注意すべきポイント
をリアルにお伝えします!
行ったのは2024年9月7日
当日の気温はロープウェイ山頂駅で19度
天気は晴れのち曇り
現実:小さな子供でも楽勝!…とは限らない
ネット上では「小さな子供でも登頂できた!」という体験談が多いですが、過信は絶対にNGです。
那須ロープウェイ公式ホームページでも小学校低学年以下の子供は山頂までの登山を薦めていません。
Q4 小さい子供でも頂上までいけますか?
A 基本的に小学校低学年以下のお子様にはお薦めしません。登山道には大きな石がゴロゴロ
していますので小さなお子様は頂上ではなく「牛が首コース」をお勧めします。茶臼岳のお腹
周りのコースになります。多少のアップダウンはありますが足元が歩きやすいコースです。
「牛が首」近くには噴気孔の「無間地獄(むげんじごく)」があり山の息吹を感じることができ
ます。引用元:那須ロープウェイQ&Aより
私たちが登山を断念した理由は、主に3つ。
- 当日の天候が悪かった
- 雷警報が出ていたため、安全を最優先して下山を決めました。
- 晴れていたけど、雲も多く、不安定だった。
- ロープウェイに乗るときにも注意のアナウンスがあった。
- カミナリ発生の場合はロープウェイの運行が休止になるとのこと。
- 想像以上に険しい道のりだった
- 大きな岩がゴロゴロしていて、足場が悪く、大人でも疲れる道のりでした。
- 特に、ロープウェイ山頂駅から見える大きな岩の先は、傾斜もきつくなります。
- 特別運動が苦手ではない息子でも、思った以上に大変そう。
- 岩だけでなく、場所によってはけっこう滑るので気を使いました。
- 当日の山頂付近は雲が多く、景色が楽しめそうにない状況だった
- せっかく登頂しても、景色が見えなければ悲しい思い出になりかねません…。
特に、天候は予測が難しいもの。
「せっかくロープウェイに乗ったし、もう少し先まで…」
「山頂まであと少しだから頑張ろう!」
そう思ってしまう気持ちは痛いほど分かります。
実際にうちの息子も山を目の前にテンションも高め。
「こっちから行こう!」
「山登りって楽しいんだね!」
子供が嬉しそうにこんなセリフを言いながら、山を登っていく姿。
親としてはグッと来るものがあります。
たくましくなったなぁ、と僕はちょっとウルウルしてました。
でも、安全のため、そして楽しい思い出を作るためにも無理は禁物です。
子供に「大丈夫?」と聞いても、そこはやはり子供。
深く考えずに「大丈夫」と言ってしまうことも多いですよね😅
やはり大人が冷静に判断することも必要だと思います。
登山を決行する前に確認すべきこと
- 天候(特に雷情報):必ず出発前に最新の情報を確認しましょう!
- 子供の体力・体調:普段からどのくらい歩けるか、体調は万全か、よく観察してあげてください。
- 装備:動きやすい服装、歩きやすい靴は必須です。飲み物や軽食もあると安心。
- 登山道の状況:事前に公式HPなどで確認しておきましょう。山頂駅をすぎるとトイレはありません
大切なのは、無理せず引き返す勇気!
「せっかく来たのに」「もうちょっとなのに…」
そう思ってしまう気持ち、本当によく分かります。
でも、登山において「引き返す勇気」は本当に大切なんです。
私も息子に「無理せず引き返すことも大切なんだよ」と伝え、山頂は次回の楽しみにすることにしました。
その後は牛ヶ首コースを30分ほど歩きました。
こちらのコースは傾斜もゆるく、だいぶ歩きやすいです。
多少の岩はありますが、山頂コースより格段に歩きやすいです。
景色をみながらのハイキングといった感覚。
こちらのコースでも十分に楽しめますよ!
まとめ:安全第一! 楽しい思い出を胸に、またチャレンジしよう!
今回は、私たち親子のちょっぴり残念な体験談をお話しました。
でも、決して「子連れで茶臼岳登山は不可能!」と言いたいわけではありません。
事前の準備と当日の状況判断をしっかり行えば、子供にとっても親にとっても素晴らしい体験になるはずです。
今回の情報が、少しでも皆さんの旅行計画の参考になれば嬉しいです。