ロッジのスキレット生活2日目。
使用後にお湯とタワシでスキレットを洗い、水気を拭き取り、火にかけて水分を飛ばし。
熱いうちにオリーブオイルを塗る。
これこそが、
【スキレットを育ててる実感】だと思ってました。
でも、思いっきり間違えだったのでブログ記事にしました。
スキレット使用後に毎回オリーブオイルを塗ってるけど、なかなかブラックポッド化しないとお悩みのアナタ!
スキレットが育たない原因はオリーブオイルなので、いますぐ使用後にオリーブオイルをスキレットに塗るのは辞めましょう!
僕は2日目で気づいて良かったです。
これを知らなければ何年も時間を無駄にしていた可能性が高いので…
スキレット使用後にオリーブオイルを塗ってはいけない理由
最初に謝ります。
オリーブオイルは塗ってはいけない訳ではありません。
ただ、さっきまでの僕を含めスキレット使用後はオリーブオイルを塗ってスキレットを育てる!と勘違いしてる人が沢山いそうなので。
注意喚起のため、あえて強い表現を使いました。
結論から言うと、スキレットを育てたいならサラダ油が最適です。
なぜなら、
スキレットが育つ=油の層が形成される
という理論が前提としてあり
オリーブオイルは、お湯で洗うだけですぐに落ちてしまうので油の層が形成されないからです。
簡単に言うと、オリーブオイルを塗っても、
スキレットを使う
↓
お湯で洗う
↓
オリーブオイルが落ちる
↓
オリーブオイルを塗る
という流れになってしまってるのです。
つまり、毎回リセットされてる状態。
これでは、何年経っても油の層が形成されません。
だからこそ、サラダ油を使い少しずつ油の層を作っていく必要があります。
油の層を作るのは、言い換えればスキレットをコーティングしていくようなもの。
そうやって育てたスキレットは、焦げ付かず使いやすい自分だけの道具になるわけです!
スキレットにはサラダ油が最適な理由
ここからは、少し小難しい話になります。
油にはスキレットに馴染みやすい油と馴染みにくい油があります。
※ここからは学問的な正確より、分かりやすさを優先してお伝えします※
油の馴染みやすさは、成分中の二重結合の多さを表すヨウ素価の値によって判断できます。
二重結合というのは、油の層を形成する(コーティング)って認識で大丈夫です。
ヨウ素価値が大きいほど、油馴染みが良いです。
油馴染みが良い順番は
1位 、乾性油:ヨウ素価の値が130以上のもの
例、アマニ油、グレープシードオイル、えごま油など
2位、 半乾性油:ヨウ素価の値が100~130のもの
例、なたね油、サラダ油、ごま油など
3位、 不乾性油:ヨウ素価の値が100以下のもの
例、オリーブ油、ラードなど
ヨウ素価から判断すると、スキレットを育てるには乾性油か 半乾性油が理にかなっている。
コスパ、入手しやすさから最適解はサラダ油というのが結論。
もちろん、乾性油が一番油馴染みがよく、スキレットが育ちやすいが問題が2つある。
1点は加熱し過ぎると劣化が進んでしまうものがある点。
2点目が、油の層(コーティングが固くなりがちな点。コーティングが固いと、スキレットを熱した時にコーティングにヒビが入ったり割れたりして、コーティングがムラになる可能性があるらしい。
以上の点からも、やはりサラダ油でスキレットを育てるのが良いという結論になる。
まとめ
オリーブオイルも使用してはいけないわけではない。
しかし、スキレットを育てる(油の層を形成してコーティングする)目的であればサラダ油が一番良い。
オリーブオイルは乾きにくいので、スキレットのサビ防止という観点では良い。
しかし、繰り返すけどオリーブオイルはすぐに落ちてしまうのでスキレットを育てるのには向いていない。
今回は、せっかく手に入れたロッジのスキレットを大切に使い、育てていくために色々と調べた過程で貴重な情報を知ることが出来た!
あとはとにかく、毎日のようにスキレットを使うことが育てる一番の近道!
たまにしか使わずに丁寧にお手入れするより、ガンガン使って行きたい。
あまり過保護にせず、必要な手入れさえすればガンガン使うのが一番ってのはワークブーツにも通じるものがあるな〜。
というわけで、オリーブオイルでのお手入れは2回で終了〜

次回からはサラダ油を塗っていきます。