ラーメン店で妻が「お腹すいてないから、2人で1杯でいいよ」→非常識な提案に何と返すのが正解?(ダイヤモンド・オンライン) https://news.yahoo.co.jp/articles/c4fc589477f2f3ad917ccc01ed1a9be5b4ddf123
という記事を読んだ。
詳しくはリンク記事を参照して欲しいけど、まとめると…
夫婦で遅めの初詣。帰り道に前から行きたかった人気ラーメン店があった。寄っていこうという話になったが、妻が「私、お腹すいてないから2人で1杯でいいよ」と言い出した。
外に列ができているラーメン店で、それはできない。「1人1杯の注文が常識だろ!」と一喝したいが、新年から深刻なケンカになりそうだ。どういう落としどころを模索する?
(A)「じゃあ、ボクが食べ終わるまで近くのカフェとかで待ってて」
(B)「1杯ずつは頼もうよ。食べ切れなかったらボクが手伝うから」
(C)「うーん、餃子とか飲み物も頼めば、まあ1杯でも大丈夫かな」
で、記事の結論だとCらしい。
理由は、
その店のルールがどうとか、あらかじめ「1人1杯」と店内に明示してあるかどうかとか、そんなことは関係ありません。2人でラーメン店に入って1杯しか注文しないのは、大人として論外の恥ずかしい行為。お店にとっては迷惑な客です。 ただ、そうすることを恥ずかしいとは思っていない妻に、どう言えばいいのか。新年早々ケンカしたくはありません。ここは、実質的に各自がオーダーしたことになるCがベスト。その上でラーメンをシェアするのは、ギリギリ許容範囲でしょう。 Bだとお腹が苦しい状態になる可能性があります。Aのように夫がラーメンを食べているあいだカフェで待たされるのは、妻としてはさぞ不本意でしょう
ということらしい。
僕の感想
正直、まったく理解できなかった。
理由は、【非常識な提案】に対してはどんな返しをしても、根本的解決にはならないから。
そもそも設問に無理があり、お腹すいてるか否かは入店前にお互いに確認すべき。
設問だと行列できてるので、登場人物も並んだ可能性が高い。
それであれば、並んでる最中に話す時間はあったはず。
並んでる時に冒頭の非常識な提案をされたら、潔く入店を諦めるべき。
お腹すいてないと言う妻を無理矢理ラーメン店に連れていき、『何も注文しないのは非常識』と言うなら…それは夫の方が非常識だと思う。
誰からみた常識なのか?が問題
常識とは、立場や国、文化、時代などによって変化するものだと思う。
Aさんの常識がBさんにも同じように通用する保証はない。
C国の常識はD国では全く通じないかもしれない。
昭和の常識は令和では時代遅れかもしれない。
それを踏まえると、ラーメン店に入ったら1人1杯ラーメンを注文すること。
こういうルールを設定する店は、それがマナーであり常識だと思ってるはず。商売の観点からも僕はそこは理解できる。
つまり、僕も1人1杯ルールは常識だと思う。
だから、そのルールに納得できない人は別の店(1人1杯ルールがない店)に行くべき。
客が店を選ぶように、店も客を選ぶ権利はある。ただし、店は現実的には客を選ぶのは難しい。
客は店の情報を事前に知ることができるけど、店は客の素性を事前に知ることはできないから。
だから、お互いの常識のミスマッチを防ぐ意味で1人1杯ルールなどを明文化して貼り出すことは良いことだと思う。
まとめ
以上のことから、今回の設定から無理矢理に答えを出すならAとBになる。
なぜならAとB以外、店のルールを明確に守る方法が、ないから。
Cは店のルールを自分の都合の良いように拡大解釈をしてる。
1人1杯ルールは、商売的な側面のルール。
最低客単価を守る必要があるので、例えばラーメン1杯より安いサイドメニューを頼まれて、それで1人1品頼んだからOKでしょ?は通用しない。
ただし、1人1品ルールの店ならOK。
今回の設定だと1人1杯ルールの店なので、ルールを守るならAかBとなる。
ただ、妻の常識と店の常識がマッチしていない。
妻の機嫌を優先すれば店の常識(ルール)を破ることになりかねないし。
店の常識優先なら妻の機嫌は悪くなる。
店の常識(ルール)だからとお腹いっぱいの妻に無理矢理食べさせるより、カフェに行ってもらうAが一番良いと思う。
夫も妻と店の両方に気を遣いながらだとラーメンを楽しめないだろうし。
妻も食べたくもないラーメン店にいるより、自分の好きなカフェで時間を過ごす方が良いだろう。
店も、常識(ルール)を設定したのは、ある意味で苦肉の策。
店はあくまで、『うちの美味しい料理を食べてお腹いっぱいになってほしい』と思って商売してるわけなので。そもそも、お腹すいてなくて何も頼まない奴は客ではない。
というわけで、設定に無理がある中で最適解を選ぶならAとなる。
これが僕の結論って話でした。